視覚障害者ボウリングの特徴

ボウリングはレーンの長さや幅、ピンの大きさなどのプレイ環境が常に一定であり、身体の位置や動きの知覚などが重要な役割を果たすクローズドスキルのスポーツである。
したがって、視覚障害者に向いているスポーツといえる。
視覚障害者がボウリングをおこなうためには、障害の程度による不公平を少なくするためのクラス分け、視覚情報を補うためのガイドレールの使用、晴眼者の補助が必要となる。

1. クラス分け

B1: 視力0から光覚までの者で、いかなる距離、方向からも手の形が見分けられない者
B2: 手の形の認知可能から視力が2/60(0.03)までか、視野が5度まで、あるいはその両方
B3: 視力が6/60(0.1)までか、視野が20度まで、あるいはその両方

2. ガイドレールの使用

B1、B2クラスのボウラーは、投球方向確認のためにガイドレールを使用できる。
全日本視覚障害者ボウリング選手権大会では、高さ約90cm、長さ約370cmのものを使用している。

ガイドレール(画像)

スタンディングポジション(画像)

3. アイシェード・アイマスクの使用

アイシェード(画像)

B1クラスのボウラーは、アイシェードまたはアイマスクの着用が義務付けられている。

4. 視覚情報のサポート

視覚障害者ボウラーの多くは、ボールの軌道、残ピン、スコア等、視覚情報を補うサポートが必要である。

B1クラスの選手(画像)

B2クラスの選手(画像)

B3クラスの選手(画像)

視覚障害者ボウリングとは(関連ページ)

視覚障害者ボウリングの特徴
視覚障害者ボウラーへの指導のポイント
視覚障害者ボウラーへの補助

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